日本のロードレースシーズン最後を締めくくる「熊本国際ロードレース」(UCI1・2)が、15日に城下町、学問の町として知られる熊本を舞台に行われる。昨年行われた「ツール・ド・コリア-ジャパン」の第1ステージとして行われた熊本ステージが進化して単独での大会となり、今年第1回目の開催となった。

 スタート地点は約1300年前に大和朝廷が築いた山城で、国営公園化を目指している「鞠智城」。鞠智城をパレードでスタートした後、「あんずの丘」を基点とした13・6キロの周回コースに入り、そこを12周する168キロで争われる。

 コース一番の見どころは、スタートゴールラインから2・2キロ地点から始まる上り坂だ。頂上の3・5キロ地点に向けて標高差100メートル以上を一気に駆け上がるコース随一の難所である。周回毎の上り坂での走りは勿論、タイトな下り坂を駆け抜けるテクニックも要求されるため選手の「総合力」を問われるコースである。

 コースレイアウト的に高速レースが予想され逃げ切りは困難となるため、最後のスプリントをフレッシュな状態で迎えることができるチームや選手に大きなチャンスがあるだろう。昨年はシマノレーシングの鈴木真理が得意の上りスプリントを制して優勝している。

 EQA・梅丹本舗・グラファイトデザイン勢では、後半調子を上げており、実家が近い菊池誠晃に期待が集まる。同リームの浅田監督は「ジャパンカップ、ツール・ド・おきなわと、チームは勝ちにこだわる走りに徹したものの結果を出せなかった。私の指示が勝負を決した場面も多々見られ、選手たちには申し訳ないことをしてしまった。泣いても笑ってもシーズン最終戦、勝って締めくくりたい」と意気込んでいる。

 EQAからは宮沢崇史、清水都貴、福島晋一、菊池誠晃、中島康晴が出場する予定。(Cyclisme Japon)