マスターズで海外メジャー自己最高位の20位に入った石川遼(19=パナソニック)が12日、米国から帰国した。2年連続予選落ちから3度目で初の予選突破。「4日間通して安定していたが、3日目にスコアを伸ばせなかったことが反省点。将来の優勝争いのためにも、3日目が大切」と今大会の感想を口にした。

 約2カ月の米滞在中に、東日本大震災が起こった。今季の獲得賞金全額を寄付することも決めており、マスターズでは約932万円の寄付金を稼いだ。「手助けできる人がしないといけない。たくさんの方に応援されてきたけど、今度は自分がみなさんのサポートをする番と思っている」と話した。

 今後は、日本ツアー開幕戦の東建ホームメイト杯(14日開幕、三重・東建多度CC)に向けて13日に会場入りする。