国内3大大会今季第1戦で、男子プロゴルファー日本一の座を争う日本プロ選手権日清カップの開幕を翌日に控えた9日、会場の栃木県烏山城CCで各選手が最終調整し、3大大会初優勝を狙う石川遼(20)はグリーン周りやパットを入念に確認した。

 このコースではジュニア時代に多くの大会が開催され、小学生時代にレディースティーから64を記録するなど何度も優勝したという。この日は18ホールを回り「打ち上げで、実際には見えなくてもグリーン面がイメージできる。自分にとっては大きなチャンス」と自信を示した。

 ショットはいい状態が続いているといい、課題はパット。練習ラウンドは通常とは逆に右手を上にするクロスハンドを試し「最終的には(第1ラウンド前の)朝決めるが、構えたところにフェース、手の位置などすべてが戻ってくるよう意識している」と話した。