遼4位賞金ランク首位再浮上/男子ゴルフ
<男子ゴルフ:三井住友VISA太平洋マスターズ>◇最終日◇11月15日◇静岡・太平洋C御殿場C(7246ヤード、パー72)◇賞金総額1億5000万円(優勝3000万円)
石川遼(18)は通算10アンダーで4位となり、45位に甘んじた池田勇太(23)を抜き、賞金ランク1位の座を取り戻した。
富士山がくっきりと見えた青空へ、球は勢いよく舞い上がった。最終ラウンド(R)の最終18番。石川の第1打は350ヤードを超えたフェアウエーまで飛んだ。「今日の(フォローの)風ならどこまで飛ぶのか試した」。残り155ヤードの第2打はピン左4メートルにつけ、イーグルこそ逃したが、最後まで攻め続け、しっかりとバーディーで締めた。
パットの不調は、わずか1時間で克服した。3日目の日没サスペンデッドによる第3Rの残り5ホールでは5メートル以内のバーディーパットを3度外す。最終R開始前に、昨年のようにストローク前の素振りをやめることを決断。「パッと構えてパッと打った」と直感を信じた結果、最終Rの5番では5メートル、8番では10メートルのバーディーパットをねじ込んで、スコアを伸ばした。
先週のHSBC選手権(中国・上海)では久しぶりにウッズらと顔を合わせた。世界のトップたちが、ラウンド後にも強めのトレーニングをすることを目の当たりにして、今大会では自らも敢行。短い距離からの高さあるロブショットにも刺激を受け、この日も15、17番でピンそばに寄せて、進化を見せた。
今季獲得賞金を1億5962万5759円とし、池田から3週ぶりに首位を奪回。逆に約550万円差をつけた。その池田は右手甲などのケガの影響で残り試合の出場は微妙。賞金王争いは有利な立場になったが、油断はない。「高額賞金大会も続くので全力で戦う。練習あるのみです」。8月の全米プロから14連戦中と貪欲(どんよく)で疲れ知らずの18歳は、史上最年少賞金王へ突き進む。【田口潤】
[2009年11月16日7時48分 紙面から]
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