4位で出た石川遼(23=CASIO)は71と1つスコアを落とし、通算5アンダー、135で首位と4打差の26位に後退した。3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの内容で、予選通過は出場4試合ぶり。

 石川が抱える課題が出た。ティーショットを右に曲げてスコアを落とした。前日の貯金で5月下旬以来の決勝ラウンド進出を果たしたものの「ドライバーで5打損した。いいショットもあったけど、悪い方が多かった」と反省した。

 6番と12番で1打目をOBとし、17番では池に落とした。「修正点はドライバーだけ。原因は分かっている」と言うが、ラウンド中に直せない。今季のフェアウエーキープ率はツアーで185位の5割強。不振の元凶がもろに顔を出した。

 それでも好調のアイアンショットで大崩れは防いだ。18番(パー3)はピンまで約80センチにつけてバーディーで締めた。首位とはまだ4打差で、巻き返しは可能。「ティーショットをしっかりできれば(1日で)4アンダー、5アンダーを出せる」と強気に語った。