逆転の発想で、13年賞金女王の森田理香子(25=リコー)が不振脱出をはかる。今季国内メジャー第2戦・日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯は10日、長崎・パサージュ琴海アイランドGC(6735ヤード、パー72)で開幕。森田は9日、プロアマ戦に出場し、調整を終えた。

 先週のゴルフ5レディースまで出場3戦連続予選落ちを喫した。女王戴冠後はもちろん、09年春に6戦連続予選落ちして以来の屈辱だが、森田は笑顔を交え、現状を説明した。

 「う~ん…ヘコんではいます。でも、悪く考えず、いい方に考えるようにしています。(調子が)いい時の方が少ないと思うし、その状態の中でいいことが1つでもあれば、悪いことを忘れるようにしたい。勉強をしていると思いたいし、それができれば、将来に生きると思っています」。

 今大会は、コースセッティング担当で師匠の岡本綾子が来場。スイングなど状態をチェックしてもらった。「アドレス、その向きとか基本的な細かい部分を見てもらいました。それで『悪くないから、自信を持ってやりなさい』と言っていただきました」という。

 狙いは4日間通算で2桁アンダー。「難しいですが、そこまでいけば勝てると思うので」と初の国内メジャータイトルを狙っていく。