今季ツアー初勝利を挙げた片岡大育(だいすけ、27=Kochi黒潮CC)が、4バーディー、ボギーなしの67で回り、通算5アンダー137で首位に2打差の2位に浮上した。11月中旬に欧州ツアーの最終予選に出場するが、その挑戦へ弾みとなる2勝目を狙う。首位は通算7アンダーで金庚泰が守った。

 15番535ヤードパー5の第3打。片岡は82ヤードをサンドウエッジで、もう少しでカップインイーグルのショットを放ち、楽々バーディー。次の16番パー3でも、またもやカップインするかというスーパーショットで連続バーディーだ。「16番はホールインワンするかと、ドキドキして見てました」。この日のベストスコアタイの67で、17位から首位に2打差2位に浮上した。

 5月の関西オープンでツアー初勝利。9月2日時点で日本ツアーの賞金ランク15位以内にいた(現在は約3916万円で同17位)。その時点で来季の欧州ツアー出場権を懸けた最終予選の出場資格があると知り、エントリーした。来月には開催地のスペインに飛ぶ。

 「今、行かなければいつ行くんだ、という気持ち」。140人が出場して、6日間を戦い25位タイまでが出場権獲得という狭き門。「いずれは米ツアーにいたい」。今大会で2勝目を挙げ、欧州へ挑戦する。