表純子(42=中部衛生検査センター)が思わぬ形で、ツアー通算5勝目を手にした。前半アウトで45と大崩れ。通算9アンダーの首位から逆に首位と7打差のイーブンパー31位に後退していた。だが、強風のため最終ラウンドが途中で中止となり、第2日終了時点の36ホールに短縮されて表の今季初優勝が確定。ツアー最多187戦連続出場中の鉄人が、世にも不思議な“逆7打差V”を飾った。中断時に首位だったイ・ボミ(27)、佐伯三貴(31)は4位だった。

 表とは逆にV戦線にいた選手には残念な結末になった。首位だった佐伯は「風の中でいいプレーができ、自信になった」としつつ「悔しさを近いうちに晴らしたい」。同じくイ・ボミは「こんな日もあります。でも、中断はなんでか分からなかった。雷かなと思った」。2つスコアを伸ばし、首位に1打差と迫っていた金田は「久しぶりにショットが良かったんですけどね」と残念がった。