日本ツアー通算13勝の有村智恵(28=日本HP)が、今日9日開幕のサントリーレディースから4シーズンぶりに日本ツアー本格復帰を果たす。

 8日は開催コースの兵庫・六甲国際GC(6511ヤード、パー72)でプロアマ戦に出場し、調整を行った。

 どこで戦うべきか-。4月14日発生の熊本地震後から「気持ちが揺れていた」という。地震発生時はKKT杯バンテリンレディース出場のため故郷に戻っていて被災した。1週間は熊本・城南町の知人宅に身を寄せたが、出場権があるのが米下部のシメトラツアーだけとあって、再渡米。2試合に出場したが「今のままでは(米国でプレーに)集中できない」と日本復帰に踏み切った。

 一からの出直しだ。米挑戦の3年間は際立った実績を残せず、日本でスポット参戦した17試合もトップ10は昨年のKKT杯バンテリンレディース9位だけしかない。今後は主催者推薦枠残り7試合、出場権のある日本女子プロ、日本女子オープンなど限られた試合数で来季シードを狙っていく。「優勝できれば最高ですが、3位内に入れば次戦も出られるので」と話していた。