2位に終わったイ・ボミ(27=韓国)が、韓国の大先輩の奮闘に自分を恥じた。

 優勝した40歳の姜秀衍について「今の年齢ですごく頑張っている。本当にすごいです。私は反省しました。疲れた、疲れたと言って、気持ちを下げていました」と語った。

 この日は6打差を追ってスタート。後半インで4バーディーを奪い、首位に並んで最終18番を迎えたが、痛恨の3パットで万事休す。最後は2メートルのパーパットを外して「あれが入っていたら、優勝だったのに…。悔しい」とこぼした。

 ただ、出場試合連続トップ5は9試合に伸び、ツアー歴代2位タイに。部門別ランクは賞金ランク1位となった。平均ストロークは1位でなんと70を切り、69・9375。パーセーブ率も1位で驚異的な92・8819%。今季まだ1勝とはいえ、盤石の強さを裏付けるデータが並ぶ。

 それでも、反省が口を突く。「最近は早い段階で、いい時に引退した方がいいかなと思っていたけど、姜さんの優勝を見て、そんな考えがあるから、今のボミはダメだと思った。何年も現役でいたいと思って、一生懸命に頑張りたい」。自分のふがいなさを責めるように、目を潤ませていた。