小林伸太郎(29)は3番、4番で連続ボギーも「ささいなミスだったし、1ラウンドでボギー2つくらいは出るだろう、と切り替えられたのがよかった」と、5番以降で6バーディーを奪った。9番や14番で3メートル、10番ではカラーからの6メートルを沈めるなど、パターが大活躍した。

 前週、パターをグースネックのものからセンターシャフトのものに替えた。4週前のツアー選手権最終日に、パットの名手・谷原秀人がセンターシャフトのパターで見事なイーグルパットを決めたのを見て、ひらめいた。「金庚泰さんら勝っている人にセンターシャフトが多いなと思って、自分も使い始めることにしました」。使った感触は「距離感がダイレクトに伝わってくる」のが利点という。今週になってさらにロフト角を調整するなど「先週からなので、まだ完成形ではないけれど、少しずつやっていきたい」と話していた。