西山ゆかりは最終18番で4メートルのバーディーパットを強気に決め、69をマーク。メジャー初出場で予選突破を果たすと「入らなかったら相当オーバーしていた。すごくうれしい」と満面の笑みで喜んだ。

 初日にパットの修正のため2時間以上も居残り練習した。それが奏功し、1番は5メートル、5番、6番では3メートル前後を決めてバーディーとするなど、次々にパットを沈めた。終盤は予選通過が気になり「緊張した」と言うが、6バーディー(3ボギー)は堂々の内容だった。「この舞台に立つまでたくさんの人にサポートしてもらった」と喜ぶ傍らで、プレーを見守った母も涙を見せた。34歳の西山は「どこまで通用するか、上を目指していきたい」と瞳を輝かせた。