賞金ランクトップを独走するイ・ボミ(27=延田グループ、韓国)が、やはり優勝圏内で最終日を迎える。

 5バーディー、1ボギーの69で回り、通算8アンダー、138で首位全美貞(33=真露、韓国)と2打差の2位に浮上した。

 前半は5番、8番とバーディートライがカップに蹴られるなど、パープレーで折り返した。特に8番はティーショット、第2打と完璧な内容で1・5メートルにつけながらのパー。それでも、後半から本領を発揮した。14番パー4では、残り140ヤードから8番アイアンで放った第2打がピンそば60センチにピタリ。2度の連続バーディーでスコアを4つ伸ばし「目指していた(1日)2アンダー以上のいいプレーができました」と喜んだ。

 スタート前には不安を抱えていたという。「朝の練習でバックスイングのトップの位置が分からなくて、難しいと思っていました」と振り返る。そんな中で好スコアをマークできたのは「27歳最後の日というのが、底力になりました(笑い)」。21日が28歳の誕生日。自身初のバースデーVも十分に狙えるポジションだが「明日もまずは(1日)2アンダーを目指して、それで優勝争いができたらうれしいです。もちろん優勝できればうれしいですけど、それは結果の話なので」と冷静に話した。