初の出場3戦連続Vで、出場146戦でのツアー史上最少試合数20勝を狙うイ・ボミ(28=韓国)が驚異的な巻き返しを見せた。

 首位と4打差2位から出て、2番パー4で第2打を池ポチャし、いきなりダブルボギー。しかし、5、6番でいずれもピン70センチにつけるなど持ち前のショットの切れ味を見せ、7バーディーを量産。終わってみれば、68で首位タイに浮上してみせた。

 「池ポチャした時、池の中を見たらボールがいっぱいあった。『あ~、みんな、入れてるな』って思いました」と笑い「まだ大丈夫と思った。前向きに頑張ろうと考えました」という。

 昨年大会に続く連覇を狙うが、コースの難しさは痛感している。「今週は朝起きたらいつも『ハ~ッ』となります。『今から18ホールあるんだ』と思っちゃいます。明日は正直、優勝は頭にありません。アンダーパーならうれしい。その結果…と考えます」。無欲で快挙に挑む。