女子ゴルファー日本一を決める日本女子オープン選手権開幕前日の28日、出場選手は栃木県の烏山城CCで最終調整し、3年ぶり3度目の優勝を目指す宮里美香は「久しぶりに日本に帰ってきたので、しっかり盛り上げたい」と意気込んだ。

 コースはパー4で490ヤードある17番など、パー71で6506ヤードと長めの設定で、高低差も激しい。それでも25日から練習ラウンドを重ねる宮里美は「(優勝スコアは)グリーンが軟らかいから4日間で2桁アンダーはいく」と予想。自らは「1日で二つ、三ついけたら」と目標を掲げた。

 昨年優勝の田仁智(韓国)は、22歳にして既にメジャー2勝。世界ランキング3位の実力者は「連覇という目標もあるが、日本でできるということに意義がある。楽しみながら回れれば」と控えめだった。

 日本女子プロ選手権の覇者で国内4大大会2連勝が懸かる鈴木愛は「あまり優勝は意識せず自分のプレーを4日間できれば」と冷静な口ぶり。賞金ランキング2位につける笠りつ子は「2日目まで自分のできることをやって、狙える位置に行ければ」と優勝への青写真を描いた。