8カ月ぶりの米ツアー復帰戦となる石川遼(25=CASIO)は6バーディー、2ボギーの68で回り、通算7アンダーの15位で決勝ラウンドを迎える。

 まずまずの位置だが、本人は複雑な表情を崩さない。「う~ん…怪しいですね。ショットがフィーリング的にバラバラな感じがします」と振り返った。

 顔色を曇らせたのは後半の内容だ。10番パー5ではティーショットが右に大きく飛び出すミス。打った瞬間に池ポチャを覚悟したが、ボールは池を越えて隣の9番ホールのラフに達していた。第2打でフェアウエーに戻し、第3打グリーンを捉えてパーセーブ。結果的には大きなプレーとなったが「池の右にワンチャンスあるんだ、と。設計した人もちょっとビックリだと思います。さすがに、あれより池を広くというのは考えてなかったと思いますから」と自嘲気味に笑うしかなかった。

 12番の第2打、13番のティーショットも乱れ「切り返しがバラバラ。1球でも打ちたくないショットが2球、3球と出ているところは良くないところだと思います」と戒める。ホールアウト後の取材中も修正の糸口を模索しているようで「いい感触と悪い感触とで、何がそうさせているのか。今もまだ考え中です」と話していた。