4位から出た松山英樹(24=LEXUS)は6バーディー、ノーボギーの66で回り、通算20アンダーの268で2位となった。

 優勝したジャスティン・トーマス(23=米国)に3打届かず、米ツアー通算3勝目はならなかった。2位スタートだった昨年大会覇者のトーマスが伸ばしてくるのは想定内。「調子はいいはずなんで絶対来るなと思っていたんですけど、あそこまでいかれると、さすがに今の僕の調子じゃなかなか追いつけなかったですね」。前半で3つ伸ばしたが、3番パー5では2オンに成功しながら3パットパーとなるなど、ショットもパットももどかしさが募った。

 それでも、今季初戦としては上々の結果。「どの試合に出ようが勝ちたいのは間違いない。そう簡単にはいかないと思うけど、こうやってチャンスをどんどん増やしていくのが大事かなと思いますね」と始まったばかりのシーズンを見据える。

 次戦は11月3日開幕の世界選手権シリーズ、HSBC選手権(中国)。過去3度の出場で途中棄権が2度。「コースはここより嫌いじゃないんですけど、なかなか成績が逆で伴わないですよね」と首をひねる。「ケガしなかったら大丈夫かなと思います。体調管理、しっかりします」。勝てなかった悔しさと確かな手応えを胸に、次の舞台へ向かう。