前年覇者の石川遼(25=CASIO)は1イーグル、3バーディー、3ボギーの68で回り、通算8アンダー272で6位だった。

 試合後には「後半自分が足踏みしている間に上(の順位の選手)が伸びた。自分なりには悪い内容のプレーではなかったが、ただ単に実力不足だった」と話した。

 それでも今後へ向けて手応えはつかんだ。今年2月前半に腰痛が悪化し、戦線を離脱。そこからスイングしても痛みのない状態にまで回復した。「10の痛さが、今は本当にゼロになっている。もし1、2の痛みになっても対処できる」という。

 米国では10月から16-17年シーズンが開幕している。石川は「フィジカル的にも技術的にも、ケガする前より悪くなっている感じはしない。少しずつですけど前に進めている。アメリカでのシードはもちろんですけど、優勝を目指して取り組んでいきたい」と意気込んだ。