女子ゴルフの宮里藍(31=サントリー)と横峯さくら(30=エプソン)が10日、都内で「LPGA女子ゴルフツアー2016 総集編」(17日午前11時からWOWOW)の収録に臨み、タレント関根勤(63)と対談した。

 今季、3月の起亜クラシックで約3年ぶりのトップ5となる3位に入るなどシーズン序盤で復調の兆しを見せた宮里は「前半は勢いがあったけど、その流れを後半に持っていけなかった。(終盤には)腰を痛めてしまって、それも含めて反省点。8年くらいケガなしでやってきて、慢心もあったかもしれない」と振り返る。

 米本格参戦2年目の横峯は賞金ランク71位。今年からテキサスに拠点を構えたが、出場30試合でトップ10入り1度と苦しんだ。「(賞金ランク44位だった)昨年は(ツアー)ルーキーで、右も左も分からない中でガムシャラにやっていた。今年は優勝争いもできず、ゴルフって難しいなと感じた。最初から最後まで本当に悔しいシーズンだったけど、最後にギリギリでシードが取れたのは良かった」と話す。

 来年1月下旬には新シーズンが開幕。つかの間のオフについては「(クラブは)全然触らないです」と口をそろえ、リラックスした時間を過ごしている。それでも、頭の中ではすでに来季へ向けた準備がスタート。宮里はオフを例年より長めに取るなどスケジュールを見直す予定で「(シーズンが)始まったらマラソンみたいなもの。エネルギーをチャージしないと、1年間走り抜けない」。13日で31歳になる横峯も「来年はメジャーの前週は(試合に出場せず)調整に充てようと思いますし、日本の試合も今年より増やそうと思っています。(開幕までに)シーズン中にずれてきてしまった部分を修正して、ショットの精度を上げていきたい」と展望を語った。

 来季の目標を問われ、宮里は「絶対に勝ちます」と宣言。色紙に「優勝!!」としたためた横峯も「2年目を通して見えてきた部分もありますし、何が何でも優勝したいです」と決意をにじませた。関根からも「ぜひ勝つ姿を見せてください」とエールを送られていた。