鹿児島・神村学園高1年のアマチュア皆吉愛寿香(16)が、7位で滑り出した。

 ツアー競技出場は、予選落ちした昨年大会に続いて2度目。この日は前半インの14番から3連続バーディーを奪うなど、4バーディー、1ボギーの69をマークした。

 「1年前は本当に緊張して、初日のスタートはティーアップもなかなかできなかったぐらい。でも、今日はそれほど緊張せず、落ち着いてプレーできました」

 高校では普通科特別能力コースに籍を置く。学校に通うのは週に1日、水曜日だけで、あとはリポートなどで学業をカバー。級友は全国的にも強豪で知られる野球部、女子サッカー部、吹奏楽部の部員たち。部に所属していないのは、自分だけだ。

 ゴルフに時間を費やせるのを最大限利用し、週の大部分は今大会開催コースで過ごす。特に土日は午前8時から午後3時まで、キャディーバッグのカート積み込みなど、スタート業務のアルバイトをこなし、仕事後にハーフラウンド、打ち込み練習などを行う。

 同郷で2歳上のアマチュア勝みなみは、15年KKT杯バンテリンレディースでツアー史上最年少優勝を果たした。「勝さんとは一緒に練習ラウンドさせてもらいました。私もいつかは(アマチュアで)優勝してみたいという気持ちはあります」。まずは18日に初のツアー競技予選通過を決め、最終日はさらに上位を狙うつもりだ。