上原彩子は後半の3バーディーが効いてトップの背中が見える位置につけた。

 「いいパットも入ってくれて、明日(第2ラウンド)につながる」とうなずいた。

 イーブンパーで折り返した直後、10番でボギーをたたいたが、11番で8メートルのバーディーパットを沈めて立て直した。13番はチップインバーディー。17番は10メートルのパットを決めた。フェアウエーを1度しか外さず、パット数は26。「いい流れがつくれたと思う」と振り返った。

 今季は予選落ちが3度あるものの、30位以内も4度。直近のマッチプレー大会では1回戦で強豪ステーシー・ルイス(米国)を破った。一進一退の序盤戦を送る33歳のベテランは「まだ何となくしっくりはきていない。いい判断で1打1打を頑張りたい」と慎重な姿勢で次のラウンドをにらんだ。