古田幸希(24=フリー)が7バーディー、5ボギーの70で回り、通算4アンダーの284で日本人トップとなる自己最高6位に食い込んだ。

 前半で5バーディーを奪い、全英オープン出場権が与えられる上位4人を争うポジションに急浮上。ただ、本人は「全然意識していなかった。コースに集中しないと、いつ『80』を打ってもおかしくないコースなので…」と上を見る余裕はなかったという。

 後半に3連続ボギーをたたくなど後退。全英切符も逃したが、手応えもある。「10番でボギーを打った後、11番のロングホールでバーディーを取り返せた。今までなら落ち込んでしまうところ。成長したと思う」とうなずく。

 昨年の予選会で上位に入れず、レギュラーツアーはこれが今季2試合目。「レギュラーツアーで生き残るためには、出られる試合が少ない。これをチャレンジツアーの優勝につなげていきたい」。かつては“ぽっちゃり王子”と呼ばれ、東北福祉大では松山英樹の後を引き継いで主将を務めた。前週ツアー初優勝を飾った今平周吾とは同い年。この一戦でつかんだ自信を、表舞台へはい上がる足掛かりとする。