女子ゴルフの横峯さくら(31=エプソン)が28日(日本時間29日)に自身のブログを更新し、26日に今季限りでの現役引退を表明した宮里藍(31=サントリー)への思いを打ち明けた。ジュニア時代からしのぎを削り、ともに女子ゴルフ人気を支えた2人。「おもいで」と題し、以下のようにつづった。

 藍ちゃんについてのお話は、最大限の敬意をもってお話させていただきたかったので、試合が終わるまで自分の中の言葉をまとめる時間をいただきました。

 藍ちゃんから引退の話を聞いたのは去年の年末です。

 最初に聞いたときには、すごくビックリし、時間が経つにつれて寂しさがこみ上げてきました。

 先日発表があり、本当に引退するんだなとさらに寂しい思いが大きくなりました。

 藍ちゃんと初めて会ったのは9歳か10歳のときです。

 それから月日が流れる中で、藍ちゃんは10年間アメリカツアーで戦い、私は10年間日本ツアーで戦ってきました。

 そして、今はアメリカツアーで一緒に戦っています。

 私が、アメリカツアーでプレーした初年度、右も左もわからないときにすごく気にかけてくれて色々なことを教えてくれました。

 そんなにサポートしてくれるの!ってぐらい英語もアメリカの文化もわからない私に本当に優しく接してくれました。

 今までゴルフをしてきた中で藍ちゃんとの1番の思い出は、2014年に日本代表として参加したインターナショナルクラウンのマッチプレーで、コンビを組んでプレーしたことです。今考えると2人であんなふうにプレーできたことは夢のような時間だったなと感じています。

 アメリカツアーというタフな環境で10年以上も戦い続けてきた、強さと優しさを持つ藍ちゃんを心から尊敬しています。

 藍ちゃんと友達になれたこと。

 同じときにゴルフができたことは、私にとってとても大切な宝物です。

 そして、これからの人生でも藍ちゃんとたくさんの思い出をつくっていけることができたら嬉しいです。

 お互いがおばーちゃんになって、たくさんの思い出話ができたら嬉しいな!

 今シーズン残りの試合もお互い頑張ろうね。

 横峯さくら

 原文まま