男子ゴルフの元世界ランキング1位で腰痛のため戦列を離れているタイガー・ウッズ(41=米国)が29日、アルコールまたは薬物の影響下で車を運転したとして米フロリダ州ジュピターで逮捕された。

 釈放されたウッズは声明を出し、処方された薬の想定外の影響で「アルコールは関係ない」とした。米メディアが報じた。

 ウッズは同日午前7時ごろに収監され、約4時間後に釈放された。午前3時ごろに取り締まりで摘発されたことが分かっているが、警察は詳細を明らかにしていない。

 ウッズは声明で「家族、友人、ファンに謝罪したい」と述べた。2009年11月にフロリダ州で交通事故を起こしたことがある。

 歴代2位のメジャー通算14勝、米ツアー79勝の実績を誇るが、ここ数年は腰の痛みに悩まされてきた。1月に米ツアー大会に1年5カ月ぶりに出場したものの、2月の試合で状態を悪化させて途中棄権。4月に腰や脚の痛みを取り除くための手術を受け、今季中の復帰は難しくなっている。