カットラインギリギリの66位で予選を通過した石川遼が8バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの66で回り、通算7アンダーの203まで伸ばして第3ラウンドを終えた。「66」は今大会第1ラウンドに並ぶシーズン自己ベスト。

 3番パー3でティーショットを3メートルにつけて最初のバーディーを奪取。続く4番も第2打でグリーンの傾斜を使って2メートルに寄せ、連続バーディーとした。8番まで快調に3つ伸ばしていたが、ドライバーのティーショットを右のバンカーに入れた9番はアゴが近く、第2打はフェアウエーへ出すだけ。第3打もグリーン右に外してボギーとすると、10番ではドライバーを大きく右に曲げてOB。最後は3・5メートルを何とか沈めたものの、ダブルボギーでスタート時の3アンダーに戻った。

 それでも、13、15番でバーディー。17番も4メートルを決めて取り、最終18番は右ラフから迷った末に7番アイアンで巧みに打ってグリーンを捉え、6メートルを流し込むバーディーで締めくくった。

 「(ショット、パットが)すごくいいという感じではなかったですけど、かみ合っていることは確かだと思う。アイアンの方向性と距離感は(71だった)昨日よりは良くなっているのかなと思います」と振り返った。最終日は来季出場権がかかる下部ツアー入れ替え戦前最後の18ホールとなる。「なかなか今日以上のバーディー数というのは難しいかもしれないですけど、トライしていきたいですし、今日逃しているところもあるので、もっと取っていけるように頑張りたいなと思います」と話した。