昨年9月に現役を引退した女子ゴルフの宮里藍さん(32)が、日本ゴルフ協会(JGA)から正式要請を受けた20年東京五輪(オリンピック)女子コーチ就任を保留した。

 24日にパシフィコ横浜で開催されたゴルフフェアのブリヂストンスポーツによるトークショーに出演後、報道陣に対応。今月5日付で送付された文書が届いたことを明かし「非常に難しいところではあります。今すぐには答えが出ないかなと思います」と話した。

 引退から約6カ月が経過したものの「選手目線とコーチングは求められていることが違うので、自分ができるのか。2020年まで本当に2年を切って、その中で(指導の)求められていることを養えるのか。勉強できる時間があまりにも少ないかなと」と言及。リオデジャネイロ五輪と同様、東京五輪も開催年の世界ランキングで代表選手が決定することもあり「直前まで選手が決まらないことは自分の中では難しいと思っています」と付け加えた。

 ただJGA側からは「返事に期限はない」とされていることから「返答の期限を設けてはいないです。時間の許す限り考えさせていただければと思います」と熟考する姿勢を示した。