来季の米女子ゴルフツアーの出場権を得ている山口すず夏(18)、3月の国内女子ツアーでプロデビューする石井理緒(19)が22日、スポーツ用品メーカー「ヨネックス」と新規用具契約を結び、都内で発表会見を行った。2人は同社のジュニアアカデミー出身で、ともに切磋琢磨(せっさたくま)しながら成長しプロ転向へとつなげた。

山口は「今のドライバーを使うようになって飛距離が伸びた。セッティングが自分には一番合っている」と話せば、石井も「このクラブと一緒なら戦っていく自信がある」と頼もしい“パートナー”とともにプロの道を歩む決意を語った。

山口は15年の全米女子オープンに史上最年少14歳で出場し、脚光を浴びた。昨年11月に、今季の米女子ツアーの出場資格を争った最終予選会で36位に入り、出場権(45位以内)を獲得し、米女子ツアーへの登録を済ませプロに転向した。「ツアーのシード権獲得と優勝を目指して頑張ります」と力強く目標を掲げた。

一方の石井も負けていない。14年のエビアン・チャンピオンシップ・ジュニアカップで優勝。国内トーナメントのヨネックスレディースでは、3度のベストアマを獲得するなど将来を有望視されている。石井は「プロとして挑む初めてのシーズン。将来は賞金女王になって海外メジャーに行って、そこで優勝するのが夢」と話した。

山口は、23日に日本を出発し、「ISPSハンダ・ビックオープン」(2月7日開幕、メルボルン)、石井は3月の国内女子ツアー開幕戦の「ダイキン・オーキッド・レディース」でプロデビュー戦を迎える予定だ。