<米女子ゴルフ:フェニックス国際>◇最終日◇29日◇米アリゾナ州フェニックス、パパゴ・コース(パー72)

 堅調を保った宮里藍(23)は明るい表情で口を開いた。「最後まで我慢できた。いい選手は我慢強いと思うし、自分も我慢強い選手になりたい」。3ラウンド連続の70をマークし、今季2度目の1けた順位で大会を終えた。

 ショットが前日ほど好調ではなかったものの、前半をすべてパーでしのいだ。「ドライバーが振れてきたので、リズムをつくっていけた」という後半は11、15、18番でバーディーを奪い「しっかり我慢するという心構えができた」と評価した。

 次は毎年同じコースで行われるメジャー大会のクラフト・ナビスコ選手権で、23歳にして5度目の出場となる。「経験もあり、芝も知っている。どれだけ我慢してパーセーブできるか。いいところで戦っていけると思う」と自信を素直に口に出した。