<米男子ゴルフ:マスターズ>◇最終日◇12日◇米ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC(7435ヤード、パー72)
日本人のマスターズ挑戦史に、新たな1ページが刻まれた。片山晋呉(36)が通算10アンダーで日本勢過去最高に並ぶ4位に入り「最高のゴルフだった」と感慨をかみしめた。
5バーディー、1ボギーで会心のラウンド。「自分がイメージしていた以上のゴルフができた」。海外では苦しんできた日本の賞金王が、ついに世界の舞台で輝いた。
昨年は永久シードも獲得。日本ではすべてをやり尽くし、マスターズでの上位進出に向けて、練習を積んできた。これまで距離に泣かされてきたオーガスタで、ドライバーの平均飛距離は昨年より約5ヤード伸びた。「不安なく振り切れているし、実際飛んでいると思う」という飛距離が生きた。
快進撃の幕開けはパー5の2番。3番ウッドでの第2打で2オンに成功すると、20メートルから2パットでバーディー。13番(パー5)でも2オンに成功。8メートルのイーグルパットこそ外したが、この日3つ目のバーディーでじわりじわりと浮上した。
最終18番(パー4)では第2打をピン右6メートルへ。「最高のラインにつけた。自信を持って打てば絶対カップに吸い込まれる」とバーディーパットを沈めると、周囲を埋め尽くした観衆はスタンディングオベーション。帽子を片手に気取ってお辞儀で返礼する姿に“日本代表”の誇りがにじんだ。

