<米男子ゴルフ:全英オープン>◇初日◇14日◇英ロイヤル・セントジョージズGC(7211ヤード、パー70)

 強風が吹く厳しいコンディションで我慢を重ね、少ないチャンスをものにした25歳の池田勇太(25=日清食品)が69と好発進した。「よく我慢できた。ボギーになりそうなホールをパーに抑えて、本当に良いゴルフができた」と笑顔をみせた。

 前半はパットでしのいですべてパー。折り返して10番(パー4)で第2打を10センチにつけるスーパーショットで初バーディー。14番(パー5)でも2メートルを沈めてバーディーを奪った。ティーショットを深い右ラフに打ちこんだ15番(パー4)では確実にフェアウエーに出して、5メートルのパーパットを決めると力強いガッツポーズ。「ナイスジャッジだった」と胸を張った。

 17番でアプローチを3メートルオーバーさせてボギーとしたが、1アンダーは上々の滑り出しだ。好調の要因の一つに新しいアイアンを使いこなしたことを挙げた。また、パターは前日に現地で調達したという。パット数は27で、これが好スコアに直結した。「こういうコースなのでみな我慢比べ。2日目もまたパーをとって頑張る」と誓った。