宮里藍(26=サントリー)が20日、ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン(23日開幕)の会場、宮城・利府GCで練習を始めた。当初はラウンドする予定だったが雨のため断念。パット練習のみを行った。宮城県は東北高時代を過ごした第2の故郷。03年に史上最年少18歳101日で制覇した今大会には思い出も詰まっている。

 今年は東日本大震災で一時は大会の開催も危ぶまれた。それでも、少しでも東北の力になるため、7月に開催が決定すると、すぐに出場を決断。2度目の優勝を飾った06年大会以来、5年ぶりの出場となる。

 7月のエビアン・マスターズで今季米ツアー初優勝。直近のアーカンソー選手権では1打差3位に入るなど、好調は維持する。「自分のやるべきことは、コンディションを整えて、いいプレーをすること」。東北へのあふれる思いを抑えて、5年ぶり3度目の優勝を狙う。