メジャー大会通算3勝を挙げている男子ゴルフのビジェイ・シン(フィジー)が30日、米ツアーでの禁止薬物が含まれている鹿の角を成分としたスプレーを使用したと明らかにし「含まれているとは知らなかった」と弁明した。

 米スポーツ専門誌スポーツイラストレーテッドが、昨年11月に9000ドル(約82万円)でスプレーなどを購入したと報道。AP通信によると、販売会社は筋力増強作用があるとされるヒト成長ホルモンが含まれているとしている。49歳のシンは31日開幕のフェニックス・オープンに出場する予定で「ツアーの調査には全面協力する」と語った。