<男子ゴルフ:三菱ダイヤモンド杯>◇3日目◇5月31日◇兵庫・東広野GC(7102ヤード、パー71)◇賞金総額1億1000万円(優勝2200万円)
星野英正(30=フリー)が「清原効果」で、初の完全Vとなるツアー3勝目に王手をかけた。今大会前に神戸市内の飲食店でプロ野球オリックス清原和博内野手(40)と初対面し、意気投合。「あの人が味方についたら怖いものはない!」と、落ち着き払ったゴルフで68、通算8アンダー205で初日からの首位を守った。1打差の2位にはプラヤド・マークセン(42)ら2人がつけた。
恐るべし「清原効果」だ。3日間首位を守った星野が、ニヤリと笑った。「あの人が味方についてたら怖いものなしだよ」。大会前の5月27日夜、神戸市内の行きつけの飲食店で、清原と初めて会った。以前からお互いが店の常連と知っており、スムーズにあいさつして杯を交わした。
「体はデカイし、関西弁こてこてだし、怖いイメージがあった」。初めはビクビクしていた星野だが、徐々に清原ワールドに引き込まれた。「オーラがあるし優しくて、ものすごい気さく。おもしろい人でした」。親分肌の男らしい、うれしい言葉をもらった。
清原
今日は全部ごちそうするわ。頑張りや。もし優勝したらお祝いしよう。ホールインワン賞(300万円分のギフトカード)以上の価値あるものを時計でも何でもあげるよ。
力強い励ましの言葉を受け、「今週は落ち着ける。リラックスしながらマイペースでやれている。焦りがまったくない。余裕でやってるよ」。この日は1番でボギースタート。いったんはマークセンに追い抜かれたが、動じない。12メートルを沈めた13番パー4で流れを取り戻し、14番でも2メートルを決めて連続バーディー。しっかり首位を守った。
アマ時代52冠を獲得し、鳴り物入りでプロ入りした星野も30歳になった。昨季は重度のアレルギー症状で入院など賞金ランク46位。今季は体調も回復し、40歳の谷口、35歳の片山らの「次の世代」として初の賞金王を狙える1人だ。06年コカ・コーラ東海以来の3勝目へ「相手は見ず、自分のプレーに徹したい。トップだけを見て『頭』を取りに行きたい」。星野は強気に宣言した。【木村有三】

