<米女子ゴルフ:全英女子オープン選手権>◇2日目◇1日◇英国サニングデールGC(6408ヤード、パー72)◇賞金総額105万ポンド(約2億2900万円)優勝1万6000ポンド(約3490万円)
【サニングデール=佐藤智徳】不動裕理(31=フリー)が通算10アンダーの134で2日目を終えた。2位から出て1イーグル、3バーディー、1ボギーの68。スコアを4つ伸ばしてメジャー初制覇の期待が高まってきた。上田桃子(22)は終盤3連続ボギーをたたていて通算6アンダーでホールアウトした。前日13位の宮里藍(23)は米ツアーで初めて2日連続のイーグルをマークするなど通算7アンダー。横峯さくら(22)はこの日、イーブンパーで通算1アンダーと変わらない。
不動が魅せた。後半の10番パー5。フェアウエーからの第2打をピン左1・5メートルにピタリとつけた。難なくイーグルを奪って通算10アンダーとし、この時点でリーダーズボードの一番上に名前が載った。前半8、9番では連続バーディーと、3ホールでスコアを4つ伸ばした。
「途中でボードを見たけど、まだ2日目だったし、何も感じなかった」。冷静に振り返ったように、イーグル奪取後も確実にパーセーブを5ホール続けた。上田に1打差と迫られた16番で3つ目のバーディーがきた。3メートルを沈めると、右手を上げて笑顔でギャラリーの拍手にこたえた。18番でこの日初めてのボギーをたたいたが、ホールアウト時点でも首位。そうそうたるメンバーのなかで、最も安定感があった。
晴れると「日本のようですね」と笑う林間コース。ただし、この日は、晴れていたかと思うと雨が降るなど、英国らしく天候がめまぐるしく変わった。「天候に影響されないようにパットに気をつけた」。日本で一時、不調だったパッティングの感覚が戻った。2日間で1イーグル、11バーディーを量産し、たたいたボギーはわずか3個。ピンにからむショットは不動の面目躍如だ。
連覇を狙う女王オチョアとのラウンドもプラスに作用した。初日終了後「リズムを崩さないよう気を使った。特別な緊張感がありますね」と話していた。昨年は聖地セントアンドルーズで自身のメジャー最高位となる11位に入った。キャディーはその時と同じピーター・コールマン氏(67)。「能力はもちろん、体力もすごい」と全面的に信頼している。
日本の女子選手がメジャーで首位に立てば、06年全米女子プロ3日目の宮里藍以来。樋口久子しか成し遂げていないメジャー制覇の期待も高まる。「あと2日間あるし、優勝は頭にない。自分のプレーをするだけです」。残り2日間、ベストを尽くす。

