片山首位永久シードに王手/男子ゴルフ
<男子ゴルフ:フジサンケイクラシック>◇3日目◇6日◇山梨・富士桜CC(7397ヤード、パー71)◇賞金総額1億5000万円(優勝3000万円)
片山晋呉(35=神奈川クリニック)が、日本ツアー史上7人目の永久シード(通算25勝)に王手をかけた。この日も絶好調のパットがさえわたり、5バーディー、1ボギーの67をマーク。通算11アンダー202で、2位に1打差の首位に躍り出た。最終日を単独首位で迎えた試合は、現在15連勝中。慢性的な背筋痛を抱えながらも、絶対の自信を持って偉業に挑む。
片山は淡々とバーディーを重ねた。ボギーをたたいた直後の6番パー5で、第3打を1メートルにつけて最初のバーディーを奪うと勢いに乗った。9番では右3メートルを沈め、その後も2~4メートルの微妙な距離を次々と入れた。終わってみれば、通算11アンダーの単独首位。永久シードの権利を得るツアー通算25勝目を手元に引き寄せた。
心強いデータがある。3日目を終わって単独首位は、8年間負けていない。目下15連勝中と圧倒的な強さを誇る。さらに「高校生で初めて出たプロの試合も、20勝目もここだった。(25勝目が)明日なら最高ですね」と感慨深げに話した。
背筋痛の悪化で先週は2日目に棄権した。この日もラウンド前に市販の痛み止めを飲んでからコース入りした。そんなギリギリの体を、絶好のパットが支えている。8月に取り入れたクロスハンドの左手の親指と中指で輪を作り、グリップに添える構えで、スムーズなラインが出ている。「これが本当に入るのよ。思った通りにしか打てない。テレビで(マンガの)『一休さん』を見て思いついたんですよ」と無邪気に笑った。
最終日で逃げ切れば、中嶋の31歳6カ月に次ぐ、35歳7カ月の史上2番目の若さで25勝に到達する。日本選手の中でも小柄な171センチ、73キロの体での達成は偉業ともいえる。「3日間テンションは低いままでまったく使ってない。余力は残りまくってますよ」。最終日の爆発で「日本最強」をあらためて証明する。【大石健司】
[2008年9月7日9時10分 紙面から]
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