<男子ゴルフ:パナソニックオープン>◇2日目◇26日◇大阪・茨木CC西C(7040ヤード、パー70)◇賞金総額2億円(優勝4000万円)
石川遼(17=パナソニック)が「がけっぷち」に追い込まれた。6オーバーの122位から出て、1、2番で連続バーディーを奪ったが、4番で痛恨のダブルボギー。通算6オーバーとスコアを伸ばせないまま、12番終了時点で日没サスペンデッドとなった。その時点で予選通過ラインは通算1アンダーで、今日27日は「残り6ホールで7アンダー」が必要になった。ホールアウトした選手では桑原克典(39)ら3人が通算7アンダーの133で首位に並んだ。
遼クンのチャージに、急ブレーキが掛かった。4番パー4、第1打を大きく右に曲げて3オンが精いっぱい、6メートルから3パットでダブルボギーだ。「ボギーにもしたくなかったのにダボになって痛かった」。無念そうにつぶやいた。
初日に122位と大きく出遅れた汚名返上へ、この日は気合が入った。午前に雷雨で2時間35分間の中断という情報を知ると、午後組の石川は宿泊施設に隣接する練習場で1時間汗を流してからコース入り。「昨日は体重移動を意識し過ぎた。意識しつつ、体の回転で打っていかなきゃいけないのに」。修正ポイントを頭にたたき込んだ成果はスタートから出た。1、2番で連続バーディー。勢いに乗りかけただけに、4番のダボは痛恨だ。
通算6オーバーのまま12番終了時点で日没サスペンデッド。同時点で予選通過ラインは1アンダー。残り6ホールすべてバーディーを奪っても、あと1打足りない計算だが、ホストプロとして最後まであきらめない。「6個は伸ばさないと。最後まで堂々とプレーして、最終ホールを気持ち良く上がりたい」。昨年の全米オープン覇者カブレラとも「3日連続」でプレーすることになり「幸せです」とニヤリ。窮地になっても、前向きな姿勢は失わなかった。【木村有三】

