<女子ゴルフ:樋口久子IDC大塚家具レディス>◇初日◇10月31日◇埼玉・武蔵丘GC(6561ヤード、パー72)◇賞金総額7000万円(優勝1260万円)

 横峯さくら(22=エプソン)が「ダブルパー」の大たたきから立ち直り、1アンダー、71の9位で発進した。5番パー4でバンカーショットがOBになるなど、8打を要した。6番もボギーで4オーバーまで後退したが、その後3連続を含む5バーディーの快進撃で巻き返した。首位とは2打差。今季初勝利の追い風となるか。

 悪夢からの復活劇だった。横峯は「4つも多く打ってアンダーで回れたのは自信になった」。一時は予選落ちも脳裏をかすめたが、乗り越えた。8~12メートルのロングパットを次々に沈め、アンダーに戻すバーディーラッシュに観客は驚いた。

 5番パー4。フェアウエーからの第2打がグリーン右手前のガードバンカーに捕まった。「足元はそんなに硬いイメージではなく、クラブのフェースを開いたらどうにかなると思った。でも思いっきり開いてしまって…」。ボールはグリーンを高く越え、林に飛び込んだ。OB。打ち直しの第5打も奥のバンカーへ。結局6オン、2パットと8打の大たたきとなった。

 続く6番もボギーとし、4オーバー。救ってくれたのがニュージーランド人キャディーのジョン・ベネット氏の言葉だった。「ここからスタートして残り3ホールで2オーバーまで戻そう。それが出来たら、後半はイーブンが目標」。この言葉で踏ん切りがついた。

 終わってみれば2打差の好位置。ツアーも残すところ5試合。今季初勝利、逆転賞金女王に向けて「1試合1試合全力で、自分のベストを尽くしたい」と気合を入れた。【三角和男】