<米女子ゴルフ:フェニックス国際>◇最終日◇29日(日本時間30日)◇米アリゾナ州フェニックス、パパゴ・コース(パー72)

 宮里藍(23=サントリー)が、今季2度目のトップ10入りを果たした。7位スタートから3バーディー、1ボギーの70で回り、通算7アンダーの281で9位に入った。2月の開幕戦SBSオープンの5位に続くトップ10入り。次週のメジャー初戦クラフト・ナビスコ選手権(4月2日開幕、ミッションヒルズCC)へ、手応えをつかんだ。通算14アンダーのカリー・ウェブ(34)が逆転で約2年ぶりの優勝を飾った。

 4日間、安定したスコアを出した宮里藍の表情は明るかった。「自分のリズムを保ち、最後まで我慢できた。後半はドライバーも振れて、ほとんどフェアウエーを外さなかった」。前半はパープレーでしのぎ、後半は11、15、18番でバーディーを奪った。次週はメジャー大会のクラフト・ナビスコ選手権。5度目の出場となるだけに「経験もあり、芝も知っている。どれだけ我慢してパーセーブできるか。いいところで戦っていける自信はある」と強気だった。