<女子ゴルフ:NEC軽井沢72>◇初日◇14日◇長野・軽井沢72G北C(6637ヤード、パー72)◇賞金総額6000万円(優勝1080万円)
宮里藍(24=サントリー)が、凱旋(がいせん)試合の初日を72で回り、首位と6打差23位につけた。11番までに2ボギーをたたいたが、今季初日としては最多となる6956人の観客の応援に、14番以降は2バーディーを奪って巻き返した。前日13日に16年夏季五輪の追加競技として、ゴルフが最終候補に選ばれ「出てみたい」と決意表明。2日目からのチャージを目指す。
決して満足はしていない。それでも、宮里藍は今大会の「主役」として最低限の役目は果たした。3週前のエビアンマスターズで米ツアー初優勝を果たし、迎えた凱旋(がいせん)試合だ。パープレーの72で23位につけ、「大事なところの集中力がいまひとつだった。パットのイメージがわかなかった。でも、時々はあること。たまたま、こういう日に当たってしまった」と苦笑いで振り返った。
米ツアーから上田、宮里美香もそろって参戦し、この日のギャラリー数は今季初日最多の6956人。「朝の練習場から人が埋まってた。アメリカよりも多いなという印象でした」。大観衆を意識しながらスタートしたが、11番までに2オーバー。2~3メートルのパットが入らず「とがるような集中力がなかった」。反省しつつも、終盤は米ツアーを制した力を見せる。14番で12メートルを放り込むと、最終18番でも5メートルのスライスラインを読み切った。「入らないときは、入れようとせず、しっかりストロークすることを心掛けた」。焦ることなく、2バーディーを奪い返した。
前日13日、ベルリンで開かれた国際オリンピック委員会(IOC)理事会で、2016年夏季五輪の追加競技として、ゴルフが最終候補に残った。10月のIOC総会で承認される見通しだ。「すごくうれしい。出てみたい」と喜び、31歳になる7年後を思い浮かべた。「30歳ではメジャーにも勝っていて、米ツアーも何勝もしてるイメージ。でも勝つことの難しさも分かってる。今は目の前の1試合、1試合をやっていくだけ」と力を込めた。
着実にノルマをこなすことが、五輪出場、そして金メダルという新たな夢につながる。「ショットは引き続きいい。気持ちは切れてないし、明日から頑張りたい」。首位との6打差を粘り強く追いかける。【木村有三】

