女子プロゴルファーの有村智恵(22=日本ヒューレット・パッカード)が20日都内で会見を行い、森永製菓と栄養管理、トレーニング面でのサポート契約を結んだと発表した。アスリートとしては女子フィギュアの浅田真央に次いで2人目。契約期間は、4年後のソチ五輪までの浅田に対し、目標の永久シード(30勝以上)獲得までの「半永久的」というVIP待遇だ。

 「かなりのプレッシャー。真央ちゃんのように、人の心を動かす選手にならないといけない」。今週のフジサンケイレディス(23日開幕、静岡・川奈ホテルGC富士C)から同社の栄養士、トレーナーが全戦に帯同する。同社の松崎勲ウイダー事業本部長は「前向きな姿勢で大きな夢を持つ。さわやかで誰からも愛されるキャラクター」と抜てき理由を説明した。

 期待に応えるべく有村は(1)今季の賞金女王獲得(2)海外4大メジャーに毎年フル出場(3)海外ツアーV(4)30勝以上の国内ツアー永久シード獲得と明確な目標を掲げた。昨季は5勝、約1億4000万円を稼ぎ、賞金ランク3位と急成長。スポンサー企業は昨季3社から、今回を含めて8社に増え、契約金総計は年間で推定2億円に上昇した。「末永くいいプレーヤーでいたい」と、気持ちを新たにしていた。【田口潤】