男子ゴルフの池田勇太(25=日清食品)が、大先輩の指導でドライバー不振からV字回復を果たした。日本オープン(13日開幕=千葉・鷹之台CC)に向け11日にプロアマ戦で調整。ラウンド後には練習場でベテラン倉本昌弘(56=フリー)の指導を受けた。

 腕や体の前面よりも、背筋や背骨に意識を置いてスイングするために、ショット時に背中から太もも裏にかけてを指でつつかれて、意識をうながされた。結果、体軸がブレないスイングが復活。左に曲がりがちだったショットは、かすかに右に曲がる本来のフェード弾道を取り戻した。「良くなったよ。マッシーの言うことが、あまりにも良かったからさ」と笑った。

 倉本は「海外で飛ばし屋を見たり、難しい設定の大会を戦ったりすると『飛ばしたい』『曲げたくない』と体の前面に力が入るもの。勇太はもともといいスイングをしている。うまく意識付けして元に戻してやればいい」と意図を話した。

 マッシーマジックの後押しで、池田が地元千葉でのメジャー制覇を目指す。