<女子ゴルフ:リゾートトラスト・レディース>◇第2日◇5月31日◇兵庫・関西GC(6510ヤード、パー72)◇賞金総額7000万円(優勝1260万円)

 堀姉妹でV争いだ。アマチュアの堀琴音(18=兵庫県ゴルフ連盟)がノーボギーの68で通算4アンダーの7位に急浮上した。88年ツアー制施行後、初のアマによる出場3戦連続トップ10は目前だ。姉でプロの奈津佳(21=サマンサタバサ)も69で同じく7位。妹とともに最終日4打差逆転を狙う。

 アマチュア旋風をけん引する堀琴音が、33位から優勝戦線に浮上した。気温31・2度を記録したコースで4バーディー、ノーボギーの68。最終18番パー4で、残り131ヤードの第2打を9番アイアンで3メートルにつけバーディーでしめた。通算4アンダーの7位に浮上した。

 最近2試合で優勝争いを演じ、ツアー史上初となる「アマチュアの3戦連続トップ10」は射程圏内だ。「何試合連続とかは特に…。でも、ツアーの10位以内は目標ですから」と自信の笑みを見せた。

 プロで3歳上の奈津佳もチャージを見せた。後半の13番から3連続バーディーを奪い、今季3度目の60台となる69。20位から浮上し、琴音と同じ4アンダーの7位につけた。

 「ティーショットにまだ不安はありますが、グリーンを狙うショットはかなりよくなってきました」。初優勝を含む2勝でブレークした昨季と対照的に、今季はトップ10はアクサレディースの9位だけ。賞金ランク41位と停滞気味だったが、妹に触発されたように調子を上げてきた。

 2人の師匠で、今大会は琴音のキャディーを務める中島敏雅コーチ(41)が姉妹の持ち味を説明する。「姉は集中力と爆発力に優れています。妹は平均力。昨年までアマではショット、パットなどすべてにおいて少しうまく、プロ(の大会)では全部ダメだった。それが今年は底上げされた」。

 同じ神戸市内の自宅から1台の車で通う今大会。試合で初の同組対決は実現しなかったが、練習ラウンドはジュニア時代から一緒に回ってきた。「あまりゴルフの話はしない」と言い合う姉妹が頂点目指し、しのぎを削る。【加藤裕一】

 ◆アマチュアの出場連続トップ10

 最長は清元登子の4試合(73~74年)。次いで中島恵利華の3試合(84年)。88年ツアー制施行後では2試合が最長。達成者は宮里藍(01年)諸見里しのぶ(04年に2回)若林舞衣子(06年に2回)新井麻衣(07年)と今季の堀琴、柏原明日架の計6人。