<米男子ゴルフ:フライズコム・オープン>◇第1日◇9日(日本時間10日)◇米カリフォルニア州シルベラードリゾート北C(7203ヤード、パー72)

 石川遼(23=CASIO)は4バーディー、3ボギーの71、43位とまずまずの位置につけた。

 最終9番パー5。石川も、松山英樹とほぼ同じ位置から2・5メートルのバーディーパットを決め、今季初ラウンドをアンダーパーでまとめた。「スコアはもう少し伸ばせたかなと思うけど、出遅れなくて良かった」と納得の表情を見せた。

 出だしの2ホールで、続けて3メートル前後のパーパットを沈めたが、「グリーンは傾斜がきつい。上りは遅くて下りが速い。そこが難しい」と12、15番と3パットのボギーを重ねてしまった。それでも「徹底的にハザードを避けるのが今季のテーマ」と話す通り、大きなピンチを迎えずに反撃の機会を待った。池などに入れてはダブルボギーを重ねた昨季の反省を生かし、じわじわとスコアを伸ばした。

 「別にミスしても死ぬわけじゃない(笑い)。でもそれに近いこと、ここで仕事がなくなるということが、大げさに言えばあるので」。世界最高峰の舞台でもまれてきた経験を生かし、3年目の飛躍を目指す。