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コースガイド

ホンダCR-Vで走る箱根駅伝/3、8区

ホンダCR-Vで走る箱根駅伝

 戸塚中継所から平塚中継所に向かう3区と8区。この区間は海辺の平坦な道が続く。各校のスピードランナーが揃うことで有名だ。

 海沿いのコースは思わぬ難敵に出くわす。それは風と日差しだ。風はボディーブローのようにランナーに襲いかかる。走りに馬力がない選手は風にリズムを乱され、余計に疲れてしまうわけだ。マラソンで前に走る選手のすぐ後ろにぴったりくっついて走るのは風の抵抗を少しでもなくすため。日差しも選手にとってはやっかいな敵。強い日差しが水分をジリジリと奪っていく。

 とは言うものの、同じ条件で走るのだから実力が明暗を分けそうだ。どのスポーツでもそうではあるが、どんな環境でも好パフォーマンスをできる選手こそが“いい選手”なんだと思う。

 高校時代の陸上部の同期には、今回も東洋大でエントリーしている北島寿典がいる。彼は大舞台で確実に成績を残す“いい選手”だった。思い出すのが高校3年時の北関東大会。5000メートルに出場した彼はラスト200メートルでスパートをかけて、約50メートル以上も離れた選手を追い抜き、見事優勝。記録は彼にとっては平凡なものだったが、勝負強さは圧倒的だった。その日の夜は部員みんなで祝福。と同時に、自分はそういうタイプの選手ではないと感じたのもその夜だった。

 各校の選りすぐりのランナーがしのぎを削るのだから、箱根駅伝は人気なのだろう。おっと中継所に到着。選手にとって嫌なはずの潮風が心地良かった。【慶大スポーツ大和弘明】

◆歴代最高記録
<3区>戸塚中継所~平塚中継所(21・5キロ)=1時間02分12秒(82回・東海大佐藤悠基)
<8区>平塚中継所~戸塚中継所(21・5キロ)=1時間04分05秒(73回・山梨学院大古田哲弘)

ホンダCR-V
 ホンダを代表するSUV型乗用車。1995年にデビューし、今回借りたのは今年10月にモデルチェンジされたばかりの3代目(ZXタイプ)。4WD5速AT、約2400cc。メーカー希望小売価格は275万1000円。
 ホンダは、03年度から箱根駅伝に協賛。燃料電池車「FCX」1台を大会本部車両として、またチームをサポートする運営管理車として「シビックハイブリッド」や「エディックス」、24台の車両とドライバーを提供するほか、沿道の販社や箱根・芦ノ湖畔の往路ゴール付近では、特設ブースを設け、豚汁やグッズを配布し、大会を盛り上げる。

バックナンバー

佐野さくら(さの・さくら)
 1984年生まれ、山梨県出身。現在慶大商学部3年在学中。サークルではラグビー班長を務める。もちろん慶大ラグビー部の大ファン。静岡・富士高時代は水泳部に所属。体は小さいが好奇心は旺盛。箱根駅伝が終わると後期試験、就職活動が始まる。
大和弘明(やまと・ひろあき)
1985年生まれ、群馬県出身。現在慶大経済学部2年在学中。来年から慶大スポーツ新聞会の編集長に就任する。群馬・中央高時代は陸上部の主将を務め短距離ランナーとして活躍。100Mの自己ベストは10秒98。



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