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コースガイド

本当に駅伝はおもしろい!/往路観戦記

 ついに迎えた箱根駅伝1日目。朝7時過ぎ、東京・大手町のスタート地点に到着した。多くの駅伝ファンの声援や各校応援団の応援合戦で、すでに会場は熱気につつまれている。独特の雰囲気に、駅伝初心者の私もわくわくしてきた。

 午前8時、いよいよスタート。あっという間に選手たちは読売本社ビルを駆け抜けていく。東海大の佐藤悠基が1区の注目選手。開始早々集団から抜け出し、トップを走っている。佐藤は昨年は不調ながら3区で区間新記録を出したスピードランナー。急がないと鶴見中継所でのたすきリレーが見れなくなってしまう(汗)。

 コンビニで朝ごはんを買ったために、1本電車に乗り遅れた。鶴見に着いてから買えばよかった。後悔しつつ次の電車で追いかけるが、箱根駅伝の影響で、のろのろ運転を繰り返す。アーメン。結局、9時10分頃鶴見中継所に到着。すでに佐藤はゴールしていた…。あぁ、こんなかたちで駅伝選手の速さを実感するとは…(涙)。

 鶴見中継所でものすごい人だかりの中に佐藤がいた。人だかりをくぐって話を聞く。人が多くて内容は半分も聞き取れなかったが、調子もよく満足そうな表情だった。やっぱり、スポーツマンはかっこいい。

 その後は、移動しても到底間に合わないので、帰宅してテレビで観戦。戸塚中継所に行った後輩の大和記者によると「山梨学院大のモグスが泣いていて、早稲田と東洋の雰囲気はすごくよかった」とのこと。そういえば山梨出身の私は山梨学院大も気になっていた。何があったのだろうか。家に帰って調べると、モグスは途中失速してしまったらしい。

 3区からはテレビで観戦した。相変わらず1位は東海大。佐藤の4分の大量リードのすごさにあらためて驚く。それにしても、テレビ中継を見るのもおもしろい。去年まではハイライトしか見ていなかったが、やっぱり中継で全部見た方が断然面白い。特に間違いなく限界のように見えるのに、最後の力を振り絞ってラストスパートしてゴールした途端に倒れこむ姿には、感動させられた。まして、その人が記録を作っていたり、逆に失速したりした選手なら泣きそうになってしまうほどだ。

 いろんな展開を経て、結局往路1位は順大。東海大だろうと思っていたけど、今井選手さすがですね。明日ももちろん観戦に行きます。本当に箱根駅伝はおもしろい!【慶大スポーツ佐野さくら】

ホンダCR-V
 ホンダを代表するSUV型乗用車。1995年にデビューし、今回借りたのは今年10月にモデルチェンジされたばかりの3代目(ZXタイプ)。4WD5速AT、約2400cc。メーカー希望小売価格は275万1000円。
 ホンダは、03年度から箱根駅伝に協賛。燃料電池車「FCX」1台を大会本部車両として、またチームをサポートする運営管理車として「シビックハイブリッド」や「エディックス」、24台の車両とドライバーを提供するほか、沿道の販社や箱根・芦ノ湖畔の往路ゴール付近では、特設ブースを設け、豚汁やグッズを配布し、大会を盛り上げる。

バックナンバー

佐野さくら(さの・さくら)
 1984年生まれ、山梨県出身。現在慶大商学部3年在学中。サークルではラグビー班長を務める。もちろん慶大ラグビー部の大ファン。静岡・富士高時代は水泳部に所属。体は小さいが好奇心は旺盛。箱根駅伝が終わると後期試験、就職活動が始まる。
大和弘明(やまと・ひろあき)
1985年生まれ、群馬県出身。現在慶大経済学部2年在学中。来年から慶大スポーツ新聞会の編集長に就任する。群馬・中央高時代は陸上部の主将を務め短距離ランナーとして活躍。100Mの自己ベストは10秒98。



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