<F1:カナダGP決勝>◇8日(日本時間9日)◇ジル・ビルヌーブ・サーキット(モントリオール)◇1周4・361キロ×70周

 ウィリアムズ中嶋一貴(23)が、一時2位を走る大健闘を見せた。事故処理中で追い抜きが禁止されたレース序盤、上位勢が一気にピットインしてポジションをアップ。さらにハミルトン(マクラーレン)らが衝突でリタイアするなど、アクシデント続出の強豪を横目に、中盤までバリチェロ(ホンダ)に次ぐ2番手を走った。その後、バトン(同)との接触事故でリタイアに終わったものの、日本人初優勝へ夢を抱かせるレースだった。

 レースはロベルト・クビツァ(BMW)が1時間36分24秒447で制し、自身初優勝。トヨタ勢はグロックが4位、トゥルーリが6位と躍進した。ホンダもバリチェロが7位で完走した。