ホンダ、業績悪化でF1から撤退
ホンダが自動車レースの最高峰F1シリーズから撤退することが5日、分かった。本業の自動車販売台数が低迷しチームを維持する経費負担が経営を圧迫。チーム成績の不振もあり、宣伝効果も薄れたと判断した。オートバイレースなどへの参加も縮小する方針だ。F1関連の経費は年間500億円超とみられる。
金融危機による世界的な景気減速は、大企業の体力を奪うことでスポーツの世界にも影響を及ぼし始めた。大企業はスポーツのほかにも文化活動などを支援しているが、ビジネスに直接関連しないこうした活動の継続を断念するケースが今後増えそうだ。
2002年にF1に参戦したトヨタ自動車は撤退する気は全くないとしている。
F1ホンダの歴史は、四輪市販車を販売する前に始まった。創業者の故本田宗一郎氏が1960年代初頭に参戦を決断。64年に20人ほどのチームで3戦に出走した。80年代に黄金時代を築いた。
一方、本業の経営は米国や欧州などの自動車市場低迷を受け苦戦。ことし10月に2009年3月期連結決算の業績予想を下方修正。売上高を7月公表より5300億円少ない11兆6000億円にした。
世界的な需要減退に対応して埼玉製作所(埼玉県狭山市)や北米、英国の生産拠点で減産を進めている。人員削減にも追い込まれ、埼玉製作所など国内4工場で来年1月までに計約760人の期間従業員の削減を決めている。
[2008年12月5日14時37分]
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