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北京五輪特集


武藤、日本人最高の2位/インディカー

インディカー・シリーズ第8戦で2位に入った武藤英紀(左)(共同)
インディカー・シリーズ第8戦で2位に入った武藤英紀(左)(共同)

<インディカー第8戦>◇22日◇決勝◇米アイオワ州ニュートン、アイオワ・スピードウエー(1周約1・4キロ×250周)

 武藤英紀(25=アンドレッティ・グリーン)が、日本人としては同シリーズ史上最高の2位に入った。7番手スタートから一時、後方集団まで後退しながら、巧みな燃費走行で挽回(ばんかい)。優勝したダン・ウェルドン(チップ・ガナッシ)に続いてチェッカーフラッグを受け、高木虎之介の3位を塗り替えた。東京・築地の鮮魚店に生まれながら、レースへの道を歩んだ変わり種が、米モータースポーツ界最速の座に近づいた。

 武藤の目に、米モータースポーツ界最速の座がはっきり見えた。04年に高木虎之介がマークした3位の日本人記録を、4年ぶりに塗り替えた。「2位はうれしい。でも、(優勝まで)もう少しだった。次のレースで届くかも」。負けん気の強い武藤らしい一言。初のお立ち台では、逃した大魚を悔やみつつも、手応えから自然と笑みがこぼれた。

 最高速を抑えて燃料をセーブする作戦が的中した。一時は16位まで後退しながら、他車の燃料補給の間に一気に浮上した。最後はアンドレッティのまくりを抑え、前のウェルドンを射程にとらえたところがゴール。距離にしてあと約10メートルだった。

 家業の鮮魚店を継ぐことを期待した家族を説得し、中学を卒業した翌日に渡英。一時帰国し、国内レースに参戦中も「海外で成功したい」という気持ちは失わなかった。善戦では満足しない武藤が、少年時代からの夢をかなえる日は近そうだ。

 [2008年6月24日8時33分 紙面から]


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