体重無差別で争う柔道の全日本選手権は29日に東京・日本武道館で行われ、リオデジャネイロ五輪男子100キロ超級代表が決まる。

 昨年覇者の原沢久喜(日本中央競馬会)、同2位の七戸龍(九州電力)が28日に東京・講道館で記者会見し、原沢は「一番強いことを証明して五輪に行く」と宣言した。

 初優勝した昨年大会から無敗の23歳、原沢は五輪代表争いをリード。連覇なら11年ぶりの快挙でもあり「結果にこだわる」と気を引き締める。

 27歳の七戸は昨年の決勝を含め、原沢に過去4戦全敗。選考レースで追い詰められており「自分は挑戦者。一本勝ちをしないといけない。投げて勝てるように頑張る」と決戦をにらんだ。