ボルダリング男子決勝で20歳の楢崎智亜(栃木県連盟)が日本選手で初めて優勝した。楢崎は16年のワールドカップ(W杯)ランキングで1位の実力者で、4年後の東京五輪に向けて期待の膨らむ快挙となった。堀創(宮城県連盟)は6位。

 楢崎は「今までで一番うれしい。(世界選手権優勝は)日本人ができなかったことなので、すごく自信になる。東京五輪は次の大きな目標。金メダルを狙いたい」と話した。

 パラクライミングの男子の視覚障害(B1)では小林幸一郎(東京都連盟)が優勝した。

 最終日の18日はボルダリング女子にW杯ランキング2位の野中生萌(東京都連盟)と同4位の野口啓代(茨城県連盟)の優勝候補2人が登場する。リード男子の決勝にはアジア選手権連覇の是永敬一郎(埼玉県連盟)が出場。